現在人気急上昇中のLINEを提供しているNHN Japanは8月21日、LINEのAndroid版において、「LINE占い」を公開した。それに併せてLINE上で流通することになる仮想通貨「LINEコイン」の導入もスタートした。
ちなみに100コイン(170円)からの提供となり、LINE以外のアプリ(連携アプリを含む)でLINEコインを使用することはできないという。今回のLINEコインの導入によって、「LINEコインで決済できるサービスを拡充し、スマートフォンにおける新たなエコシステムの構築を積極的に進めていく」としている。
LINEコインの導入と共に公開されたLINE占いは、新プラットフォームとなる「LINE Channel」上で提供するものであり、LINE定番キャラクターが登場する星占いやタロット占いをはじめとして、マガジンハウスとコラボした「an・an占い」など、合計200種類以上の占いがラインナップされている。
そのほとんどが無料だが、一部は有料コンテンツとなるため、LINEコインが必要となるわけだ。
8月11日の時点でLINEユーザーは、iPhone/Android版を含め、1億件を突破したと発表されている。そして、今回のLINEコインの導入はLINEの新たな可能性を感じさせるアクションだろう。
占いのほかにもLINEコインが必要なコンテンツが増えていけば、ソーシャルゲームやオンラインゲーム以上のシェアを獲得できる日がやってくるかもしれない。NHN JapanはLINEのほかにも、ハンゲーム、NAVER、livedoorを展開しているが、これらに関連したアプリの累計ダウンロード数は、2011年11月時点では2000万件だった。
しかし、それから1年足らずで1億件を突破したのは、LINEに魅了されたユーザーが増えたためだろう。無料で通話とメールができるというストロングポイントこそが、LINEユーザー獲得の原動力になっていることは間違いないだろう。今後、LINEがどこまで大きくなるのか期待したいものだ。
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人気急上昇中のLINEがAndroid版で仮想通貨「LINEコイン」導入へ
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